Embossed Effect

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擬似エンボスとエンボス加工

紙面に凹凸のある加工を施す事で、風合いや高級感を演出するのに使われる通常のエンボス加工。
印刷の工程ではなく、樹脂や金属製の凹版・凸版の型で挟み込む事で紙を浮き上げる加工のことを言います(逆に凹ます浮き下げ加工はデボス加工と言います)。

《エンボス加工》



弊社でも、くっきりとブランドロゴを見せたい・陳列された時目立たせたいなどの場合に、エンボス・デボス加工を承る製品もございます。 ただ、どちらの加工も金型の納期・コスト等がかかったり、特定の絵柄(蛇柄・木目柄など)の場合外注へ依頼となりますので、金型代・外注費などが別途かかってくることがあります(細かい文字を浮き上げるなども難しい場合があります)。
そうした、ご予算に合わない・デザイン的に難しい場合などは、印刷工程のインキ数に含められコストも控えめな、擬似エンボスをご紹介させていただいています。
擬似エンボスは、実際の金型を用いて浮き上げるエンボス加工とは異なり、2種類のニスの”弾き合い”により【つやつや】と【ざらざら】の対比の表現で”エンボス感”を演出する加工になります。

擬似エンボスの特徴

【メリット】

  • 印刷工程内で完結するので低コストで導入できる
  • デザインデータを制作するだけなので、金型などの手配がいらない
  • 細かい絵柄に対しても柔軟に対応できる
  • 幾何学模様などパターン表現ができる

《細かい文字に擬似エンボスを入れた例》

 

デメリット

  • 光沢感がない紙だといまいちつぶつぶ感が目立たない
  • 下地の色によって表現の見え方が左右される
  • パッケージを積み上げた時滑りやすくなる

擬似エンボスの仕組み

擬似エンボスのデータは、印刷する色・紙の上に2種類のニスを重ね合わせることで再現します。
ベースとなる【ハジキニス(下刷りニス)】に【光沢ニス】が乗ると弾く作用により球のような形状になります。その球が光を乱反射する性質、かつざらっとした手触りで表現したのが擬似エンボス加工となります(下図参照)。

擬似エンボス仕組み

さらに、【ハジキニス】のデザインを細かい線状にして幾何学的に配置することで、模様のような表現も可能です(デザイン制作は応相談)

 

ただ、擬似エンボスのざらっとした感じをより目立たせるには、蒸着紙のような光沢のある絵柄の色の上に擬似エンボスを施す方がより際立ってきます。

《ホワイト100%に色を乗せて、擬似エンボスを施した場合》

《ホワイト10-40%のグラデーションの上に色を乗せて、擬似エンボスを施した場合》

 

擬似エンボスの制作事例

弊社制作の擬似エンボスの事例をいくつかご紹介いたします

 

色校正の際にパターンを作成するなども承っておりますので、ご希望がございましたらお気軽にご相談ください。

 

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