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新たな閃きへのアイデアストック
包装見聞録 第2回:スウェーデン・イエテボリ編(後編)
新たな閃きへのアイデアストック
2023年5月1日
こんにちは。 協進印刷企画設計、シニアアドバイザーの千田建一です。
今回は、先日ご紹介しきれなかったSCANPACK2018の様子についての見聞録。
異なる(コト・モノ)に触れる経験は紙器設計・開発のヒントになっていくと実感しています。
SCANPACK2018へは’J PACK WORLD”よりお誘いをいただき、包装全般の最新情報を体験出来ると考え、参加を決めました。
競うように展示された紙製展示品と展示什器
SCAN PACK2018の会場は、高い精度設計された紙製(多くは段ボール製)の展示ブースが多く、創造性あふれる展示となっていました。いくつかご紹介させていただきます。
今回のコラムは、写真が多めとなりますが「アイデアストック」として、将来の開発のヒントとなれば幸いです。
会場内はクリエイティブな展示什器が多く見られ、スウェーデンのデザインに対する意識の高さが感じとることができます。
日本から唯一の出展!である、「(TAKEMOTO)容器」はあらゆる容器の開発設計を行っている企業で、ブースでは環境に配慮した容器を見る事ができました。
さらにパッケージだけに留まらない楽しい雰囲気が続きます。
場内では民族衣装の音楽隊が練り歩き、音楽イベントを知らせていたり、展示ブース内で音楽演奏なども行われていました。
展示会場では、出展者・来場者の友好をもってして良い提案が生まれる
各展示ブースでは出展者の一方的な説明ではなく、出展者・来場者がそれぞれ意見交換をして情報共有できる場となっていて、みなさん親しげに見えました。それにより、展示物と出展会社に対する理解が深まり、良い提案が生まれそうな雰囲気でした。
来訪から、しばらく時間が空きましたが、記憶を紐解くのは楽しいもので、新たな発見にもつながります。
次の旅を心待ちにしております。
(株式会社協進印刷 元シニアアドバイザー 千田建一著)
編集後記:
後編は、写真がメインのコラムとなりました。「いつか誰かのアイデアの元になるかもしれない写真は、しまっておくよりも…」と思い、少しボリュームが大きくなりましたが公開させていただきました。まだ手元には多数の海外パッケージの写真が残っております。それはまた別のコラムにて公開させていただくかもしれません。
協進印刷では、製造・流通・販売・保管の目的を一旦クリアしたパッケージのその後も考え、企画・設計に注力しております。販売システムにマッチするパッケージの作成、または今現在の製品の改善はもちろんのこと、旅行話を楽しみながら「旅行先で見かけた△△、このパッケージに活かせられないだろうか」などのお声もぜひお気軽にお聞かせください。新たな発見とともに、ご提案・サポートさせていただきます。